姫路城の入場料、外國人に「二重料金」 市長の「海外では常識」発言は本當か

姫路城的入場費,針對外國人實施“雙重收費”,市長所說的“這在海外是很常見的”是真的嗎?

國內(nèi)でオーバーツーリズムが問題になる中、兵庫県姫路市が市內(nèi)にある世界遺産?姫路城をめぐり、外國人観光客に約4倍の入場料を課すことを検討中だと発表した。石垣の耐震補強や城の補修費用に充てる計畫で、清元秀泰市長は「市長は外國人観光客に負擔を求めることは海外では一般的だ」と訴える。本當にそうなのか。
途上國の世界遺産で、外國人に高額料金を課すケースは多い。インドのタージマハル入場料は、インド人が50ルピー(約95円)だが、外國人は22倍の1100ルピー(約2100円)。エジプトのピラミッドでは、アラブ圏?エジプト國民と外國人の入場料に8~9倍の違いがある。
城西國際大學観光學部の佐滝剛弘教授は「こうしたケースは外貨獲得が目的。先進國との所得格差が大きいので、外國人にも受け入れられている。オーバーツーリズム対策とは別次元の話です」と説明する。

在國內(nèi)旅游過剩成為問題的背景下,兵庫縣姫路市宣布,正在考慮對外國游客收取大約4倍于本地人的入場費,用于城墻的抗震加固和城堡的修繕費用。市長清元秀泰表示,“在海外,要求外國游客承擔費用是很普遍的”。這是真的嗎?
在發(fā)展中國家的世界遺產(chǎn)地,對外國人收取高額費用的情況很多。印度的泰姬陵入場費,印度人是50盧比(約95日元),而外國人則是22倍的1100盧比(約2100日元)。埃及的金字塔,對阿拉伯國家和埃及公民與外國人的入場費有8至9倍的差異。城西國際大學觀光學部的佐滝剛弘教授解釋說:“這些情況的目的是獲取外匯。由于與發(fā)達國家的收入差距很大,外國人能夠接受。這與解決旅游過剩問題是不同的維度?!?/b>

■先進國 納稅者や學生優(yōu)遇
先進國はどうか。
都市國家のシンガポールは國立公園で「住民」「非住民」の二重料金を設定する。ただし、住民は國民だけでなく、外國人の定住者や通勤者も含まれる。米國立公園グランドキャニオンの高齢者割引パスは、國民と米在住者に適用される。いずれも二重料金は、維持費を負擔する納稅者への還元の意味合いが強い。

發(fā)達國家的納稅人和學生優(yōu)惠
發(fā)達國家的情況如何?
城市國家新加坡在國家公園設有“居民”和“非居民”的雙重收費。但居民不僅包括國民,還包括外國的定居者和通勤者。美國國家公園大峽谷的老年人優(yōu)惠票適用于國民和美國居民。所有這些雙重收費主要是為了回饋負擔維護費用的納稅人。

フランスの世界遺産モンサンミシェルは、歐州連合(EU)圏の住民なら25歳以下は無料で入ることができる。日本人など非EU國籍者でもフランス在住なら対象になる。學生に文化に親しんでもらう狙いがある。歐州で25歳の大學生はザラなのだ。
姫路城で二重料金が設けられ、外國人が「差別により精神的苦痛を被った」と提訴した場合、どうなるだろうか。憲法の平等原則は、參政権など國民限定の権利をのぞき、外國人にも保障されている。

法國的世界遺產(chǎn)圣米歇爾山,如果是歐盟(EU)成員國的居民,25歲以下可以免費入內(nèi)。即使是非歐盟國籍者,只要在法國居住,也可以享受這個優(yōu)惠。目的是讓學生接觸文化。在歐洲,25歲的大學生很常見。
如果在姫路城設立雙重收費,外國人因“受到歧視而精神上受到傷害”提起訴訟,會發(fā)生什么呢?憲法的平等原則是保障外國人除參政權等國民特有的權利外的其他權利。

■裁判なら「格差の合理性問われる」
消費者問題に詳しい吉岡和弘弁護士は、「差別的扱いの程度や必要性を合理的に説明し、立証できなければ、違憲ということになるのではないか」と指摘する。入場者制限で城を保護するため、4倍という格差設定が適正か否かが問われるということだ。外國人はみんな日本人より體重が重く、參観で城を傷めるわけではないだろう。
日本は先進7カ國(G7)の一員で、経済大國でもある。途上國のように外國人に高額料金を課すよりは、歐米流に住民への優(yōu)遇料金を設ける方が受け入れられやすいかもしれない。
佐滝教授は「そもそも文化財保護は國が考えるべき問題だと思う。自治體の入場料収入でまかなうことに無理がある」と話す。日本の城や寺は木造で細やかな修復が必要なのに、國の保護予算は歐州に比べて乏しいと強調(diào)した。文化支出はドイツで日本の2倍、フランスは4倍(社団法人「蕓術と創(chuàng)造」2020年調(diào)査)にのぼる。

如果打官司,“合理性差異”將受到質(zhì)疑
熟悉消費者問題的律師吉岡和弘指出:“如果不能合理解釋和證明差別待遇的程度和必要性,就可能被判違憲。”這意味著以保護城堡為理由,設定4倍價格差異這一入場限制的合理性會受到質(zhì)問。外國人的體重并不比日本人重,不會因參觀而損壞城堡。
日本是七大工業(yè)國(G7)之一,也是經(jīng)濟大國。與其像發(fā)展中國家一樣對外國人收取高額費用,不如設立對居民的優(yōu)惠價格,可能更容易被接受。
佐滝教授說:“保護文化財產(chǎn)本應是國家應考慮的問題。依靠地方政府的入場費收入來維持是有難度的。”他強調(diào),日本的城堡和寺廟是木制結(jié)構(gòu),需要細致的修復,而國家的保護預算與歐洲相比相對貧乏。根據(jù)社團法人“藝術與創(chuàng)造”2020年的調(diào)查,德國的文化支出是日本的兩倍,法國是四倍。

政府は訪日客を「30年までに6000萬人にする」目標を掲げる。その半分に満たない段階で、観光資源である文化財保護の問題が出た。オーバーツーリズムに悩む観光地の自治體がどう対応すべきか、國のルール作りが必要な時ではないだろうか。
円安で訪日観光客が増えたため、京都や富士山のオーバーツーリズム問題は各國メディアで広く報じられている。姫路城の二重料金をめぐって清元市長は、市民と外國人の判別で顔認証システムを使うプランも明かしたという。実現(xiàn)すれば在京外國人記者の格好のネタになることは間違いない。(三井美奈)

政府提出了“到2030年使訪日游客達到6000萬人”的目標。在達到這一目標的一半之前,已經(jīng)出現(xiàn)了保護作為旅游資源的文化財產(chǎn)的問題?,F(xiàn)在可能是國家制定規(guī)則,指導那些面臨旅游過剩問題的旅游地自治體如何應對的時候了。
由于日元貶值,訪日游客增加,京都和富士山的旅游過剩問題被各國媒體廣泛報道。關于姫路城的雙重收費,清元市長還透露了使用面部識別系統(tǒng)區(qū)分市民和外國人的計劃。如果實現(xiàn),肯定會成為駐東京外國記者的熱門話題。